0 はじめに
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癌(がん)診療における病理診断は本邦では癌取扱い規約(以下規約)に則って行うことが標準とされています。規約に定められた各種の項目は非常に煩雑なものが含まれ、その全てを正確に記憶し記載することは困難です。また、所見に基づくスコアリングに際しては病理診断医の計算ミスや転記ミスのリスクが常に指摘されていました。そこで、Microsoft Excel (以下 Excel)と標準機能である Visual Basic for Applications (VBA) を用いて、規約のテンプレート(入力支援システム)を作成しました。これにより鏡検を行いながら Excel 上での同時記録が可能となり、計算ミスや計算値の二重チェックにかかる手間を Excel の自動計算により回避することができます。入力支援システム開発費は電子カルテに導入済みの Excel のみのため、追加費用を必要としません。
本論文の論旨は、Excel による入力支援システムの開発に限定され、患者情報を扱わないため、倫理委員会の承認は得ていません。
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